木村 花(きむら はな、1997年〈平成9年〉9月3日 - 2020年〈令和2年〉5月23日)は、日本の女子プロレスラー。スターダムに所属し、芸能活動においてはWALKに所属した。母は元女子プロレスラーの木村響子。実父はインドネシア人。, 2020年5月23日未明、連絡が取れないことを不審に思った母の響子が江東区の自宅マンションを訪ねたところ、ベッドに心肺停止の状態で倒れているのを発見。午前3時過ぎに病院へ救急搬送されたが、死亡が確認された[18][19][20][21]。22歳没。自宅リビングに手書きの遺書と見られるものが見つかったことや硫化水素を発生させたとみられる薬剤の容器が見つかったことから自殺を図ったと見られている[21][22]。, 以前から『テラスハウス』出演時の言動などをめぐりSNS上で誹謗中傷を受けていたとされており、「コスチューム事件」以後は批判が激化していた[23]。またプロレス関係者によると最近では精神状態が不安定でリストカットを繰り返していたとされ、自身のインスタグラムに「愛されたかった人生でした」の言葉とともにリストカットした血だらけの腕の写真も添えていたこともあった(その後削除されている)[19][24][25]。, 木村の死去は日本国外においてもBBC[26]やワシントン・ポスト、フォーブスで報じられ、繰り返し行われた誹謗中傷に関して抗議の声が上がっていることや、木村に対する哀悼の声などが伝えられた[27][28]。, 死去を受け、「テラスハウス」公式Twitterは5月25日に放送を予定していた39th Weekのテレビ放送と5月26日と6月2日にNetflixで配信予定だった43rd week、44th weekの配信を休止することを発表[29]。5月27日に「TERRACE HOUSE TOKYO 2019―2020」の制作中止が発表された[30]。, 高市早苗総務大臣は5月26日の記者会見の中で木村が誹謗中傷を受けていたことに対して「匿名で人を中傷する行為は人として、卑怯で許し難い」と発言したうえで、匿名発信者の特定を容易にするなどの制度改正を含めた対応をスピード感を持って実施する意向を示した[31][32]。また同日、LINEやTwitterなどのSNS事業者でつくるソーシャルメディア利用環境整備機構は緊急の声明を発表し、SNS上での嫌がらせや名誉毀損などを禁止事項として利用規約に明記し、こうした行為を把握した場合、利用停止などの措置を徹底するとした。法律に基づき情報を開示するよう求められた場合、適切な範囲で必要な情報を提供する。機構は特別委員会を設立して、さらに対策を検討するとしている[33]。, 2020年6月21日、約3ヶ月ぶりにスターダムの興業(新木場1stRING)が行われ、試合前には追悼の10カウントゴングを鳴らし、リングサイドに並んだ所属選手が黙とうをささげた。 また、 選手がそれぞれの形で木村への追悼を表した。TCSの吏南は、木村のトレードマークであるガスマスクを着けて登場。木村の得意技であり、木村から教えてもらっていたというハイドレンジアで勝利した。小波は、目をつぶり、両手を合わせてからリングイン。ジャングル叫女は試合前にリング上で、まだ気持ちの整理がつかないため、出場予定だったこの日の試合を欠場すると説明した。木村のライバル、ジュリアは木村の動きにインスパイアされたランニングビッグブーツを繰り出した[34]。, 新野俊幸の提案で新野と吉田夢のカップル、小林快と木村のカップルで京都旅行に行くことになった。その際、小林がほとんどお金を払わなかったことなどから木村は小林に対する不満が溜まっていた[35]。, 木村はプロレスの試合用コスチュームを洗濯していたが、洗濯機から取り出すのを忘れて出かけてしまい、その後小林が洗濯機にコスチュームが入っている事に気づかずに自分の洗濯物と一緒に洗濯と乾燥をしてしまった。乾燥を行ったコスチュームは縮んでしまい、着ることができなくなってしまった[36][37]。, 約10万円するそのコスチュームは東京ドームの試合で着用するなど木村にとって『命の次に大事』なものであった。そのため木村は小林を「一緒に住むんだったら人のこともっと考えて暮らせよ!限界だよ!自分のことしか考えて行動してないじゃん」、「自分はフラフラ過ごして分かんないよね、死にもの狂いで頑張ってお金稼いでいる人の気持ちなんて分かんないよね」、「一緒に生活する人を笑顔にできないやつがさ、これから先何百人のこと笑顔にできるわけ無いじゃん、舐め過ぎだよ人のこと!」などと激しく叱責。その後木村は「ふざけた帽子被ってんじゃねぇよ!」と小林の帽子を投げ捨てて2階に上がっていった。木村が去った後、小林はコスチュームを弁償したいと語った[36][37]。, スタジオメンバーも「重いわ…」、「どうしましょう?」、「こんな気持ちになるんだっけ…」と沈んでいた[36]。, 上記は第38話「Case of The Costume Incident」として2020年3月31日にNetflixで配信[38]、5月18日にテレビ放映された。, 翌日、小林は木村に改めて謝罪し弁償したい旨を伝えた。木村は「元には戻せないからしょうがない」とコスチューム代金はいらないと返答。その日に小林は明日テラスハウスから卒業することをメンバーに伝えた。スタジオメンバーである山里亮太はこの卒業劇に対して問題をすばやく鎮火させた小林に対しては残念がりつつも「素晴らしい消火活動」と称賛。木村に対しては「完全なる被害者みたいな感じで立ち居振る舞い続けるのもあんまり気持ちよくは見てないな」と意見した[39]。, 5月14日、事件の後日談がテラスハウスのYouTubeチャンネルで公開された[40][41][42]。, 後日談によればその後この事件に触れるものはおらず、ハウス内では無かったことになっている「もやもや」とした雰囲気だったという[40]。前述の通り木村はコスチューム代金はいらないと言っていたが吉田が聞いたところによれば木村は「いいよって言っても普通返すじゃん」と言っていたという。木村はこの件は100%小林が悪いと思っていると語った[41]。小林は木村からの電話に出ずLINEも未読無視だった。にもかかわらずInstagramのストーリーは更新していたり新野と飲みに行く約束をしていた。それに対し木村は前述の縮んでしまったコスチュームが着られなくなったため前のコスチュームを着なければならなくなった。この差に対して悔しくて怒っているし悲しいと涙ながらに語った[42]。, 2020年1月配信の第31話から木村に対するアンチは増え始めていたがこの事件により批判が激化。母の響子のTwitterにも批判が波及するようになっていた[23][43]。, 批判が激化した原因のひとつにスタジオメンバー徳井義実の不在があるのではないかと指摘されている。テラスハウスは山里が少しトゲのある言い方で出演者をイジり、それを徳井がストッパーとしてフォローするという山里と徳井のトークのバランスで成り立っており、視聴者もそのやりとりでガス抜きができていた。しかし徳井が不祥事により降板してからはストッパー役が居なくなり視聴者の間で徳井のように優しく見守る目線が失われてしまった[44]。, テラスハウスフリークであるニューヨークの屋敷裕政は2月の時点でニューヨークのYouTubeチャンネルにて「徳井さんがいなくなったことで山里さんがボロカスに言うのを止める人がいなくなり番組自体が暴走してしまっている。番組制作陣も敢えて出演者が悪く映るように編集していて、出演者皆が叩かれる状態になってしまっている。このままだとテラスハウスは終わってしまうかもしれない」と現状に危機感を持っていた[44][45]。, 母親の木村響子が、週刊文春の取材に応じ、テラスハウスの炎上シーンを巡って、木村がスタッフから指示を受けていたと証言した。木村のスマートフォンには、木村響子の証言通り、「やらせ」を裏付けるLINEのメッセージが多数残されていた。, 木村が母や友人に語っていた「やらせ」は、「テラハに出た当初からプロレスラーらしく振舞えって……。1のことを100にして盛り上げて欲しいって言われて。コスチュームの件はスタッフにめっちゃ煽られた。『いいじゃん、あんな奴、ビンタぐらいしたらいいじゃん』って。盛り上げなきゃと思ったけど、プロレスラーとしてビンタはさすがにできないから、苦しまぎれで帽子をはたいたの。スタッフは信用できないよ」という内容であり、友人に送ったLINEでも、「自分の仕事道具壊されて、スタッフにカメラの前でキレろって言われて」と送信している。, 木村響子は、「このままだと花の死が『暴力的な女子が男性に乱暴を働き、SNSの批判を苦にして自殺した』というストーリーで片付けられてしまう。真相は全然違うんです。彼女はスタッフの指示通り、ヒール役に徹しただけ。せめて花の名誉を回復してあげたい」としている[46]。, なお、フジの制作側がスケジュールや演出を含む撮影方針に従わせる誓約書を出演者側と交わしていたことを、7月3日フジテレビが、定例会見で明らかにした。